大須山砲台跡

江田島町大須山 周辺の目印 切串港から西へ海岸線沿いに向かうと幸之浦(海上挺進戦隊戦没者慰霊碑)の集落がある。そこをさらに進むと次の集落が大須である。旧大須小学校を過ぎ丘の頂上付近に大須山林道があり、そこから入る。林道の頂上付近に砲台跡がある。

駐車場有り。なお、夏場は草木が生い茂り、見学は秋冬が適している。


 大須山防空砲台は、昭和17年にできた高射砲の砲台です。

12.7㎝高角砲の砲座が3基(実際に高角砲が設置されたのは2基)、兵舎跡やトイレ、貯水槽の跡が残っています。

 

写真は兵舎跡。南部側に残っています。

高射砲の砲座。12.7㎝連装高角砲が設置されていた。砲座は、直径8m、深さ2.2m。それぞれの砲座は塹壕でつながっている。

砲座跡。

北部に残る建物跡。すでに基礎しか残っておらず、何の建物かは不明。自然に朽ちたものではなく連合軍が進駐してきたときに破壊したものらしい。

上の建物の裏にある豪。奥行はあまりなく、狭い。防空壕ではなく何かの倉庫だったと考えられています。